鈴木先生

鈴木先生は私が今までみた学園ドラマの中で一番面白いと思いました!鈴木先生は中学校の教師で、生徒の心の問題に誠実に向き合う姿が描かれています。
鈴木先生の一番面白い点は、「普通の中に潜む闇」を描いているということです。今まで、私は、学園ドラマというものは不良の生徒を熱血教師が愛をもって教育する!というものだと思っていました。しかし、不良生徒は自分を主張することも出来るし、遅刻をして反抗する不良だからこそ、他の先生にも注目されます。しかし手のかからない「普通」の生徒は、遅刻もしない、宿題もやってくる、一見いい子に見えるけど、だからこそ、見落とされるものが多いのです。そのため、鈴木先生のドラマは全体的に静かです。セリフ数も多く、録画やDVDで何回か見返さないとわかりにくい部分があります。それだけ、生徒の見えにくい心の闇に対して、指導をするからです。鈴木先生の指導は言葉が多く、善悪で片づけるようなものではありません。なぜそのような行動をしたか、そのような行動をしたのは本当に生徒だけの責任なのか、鈴木先生は必ず生徒の話を聴くのです。静かに淡々としていますが、話しの内容はかなり濃くてびっくりします。また、性教育についてもしっかりと描かれていると思います。性に対して生徒たちがしっかりと議論し合っている姿は、性はいやらしいモノ、隠すモノという概念を取り払っています。鈴木先生の性教育は意見の違う相手とどのように向き合うかという人間の根本的な問題を私たちにつきつけているのです。
ドラマ鈴木先生の視聴率はとっても悪いです。平均視聴率2.16%でした。しかし、テレビドラマ部門最優秀賞などの数々の賞をもらい、さらには映画化もされました。鈴木先生は万人受けはしないかもしれませんが、今までの常識を打ち破った非常に魅力的な作品だと思います。

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